歴史
エルメスの歴史
エルメスの歴史は大変長く、5代170年にわたります。
1837年、初代ティエリ・エルメスがパリのマドレーヌ地区バス・デュ・ランパール通りで高級馬具の製造アトリエをオープンしたのがはじまりとなっております。
1867年にはパリで開催された万博にて馬具部門銀賞を受賞したことからも、高い技術を誇っていたことがうかがえます。
1880年には、2代目シャルル・エミール・エルメスが現在の本社所在地(エリゼ地域フォーブル・サントノーレ24番地)に店舗を移転。
1892年、ティエリーの孫にあたる3代目のエミール=モーリス・エルメスは事業の多角化に着手しました。馬具製作の技術を基にエルメス最初のバッグ、サック・オータクロアを製作。その後、バッグだけではなく服飾や装飾品、香水、スカーフなどの数多くの商品展開を行い、世界的なブランドへと発展していきました。その後、ハリウッド女優であり、モナコ王妃であったグレース・ケリーにちなんだ「ケリー」や
女優ジェーン・バーキンにちなんだ「バーキン」などの多くの人気バッグが誕生し、
「ブランドの中のブランド」といわれるほど、その地位を確立していきます。
同族経営が続くエルメスでは、開発から生産・販売まで一貫して本社で管理・運営し、
職人の手による価値の高い商品を送りだして続けることで、高いブランド・イメージと商品の希少性を維持しているといわれています。
1998年にはレディスウェア部門のデザイナーにマルタン・マルジェラを起用。
2004年からはジャン・ポール・ゴルティエがデザイナーとしてエルメスの新しいコレクションを生み出しています。
シャネルの歴史
シャネルは、1910年、ココ・シャネルがパリのカンボン通り21番地に「シャネル・モード」という帽子専門店を開店したのが始まりです。
1913年、リゾート地ドーヴィルに第1号のモードブティックを開店。続いて1915年、ビアリッツに「メゾン・ド・クチュール」をオープンして、シャネルはオートクチュールのデザイナーとして本格的にデビューしました。
1916年に第1回シャネル・オートクチュール・コレクションを発表。当時、黒は喪服のみに用いられる色であったが、初めてシャネルは黒を用いて、シックな色調、着心地のよさ、シンプル&エレガンスを追及し「リトル・ブラック・ドレス」として広汎的に広めました。また、それまで労働者のものだったジャージやセーターの素材をファッションに取り入れ、女性のパンツスタイルを広めたのもシャネルのデザインの影響となっています。ココ・シャネルは1971年没後も、現在のファッションに大きく影響を与え、愛されている20世紀最大のデザイナーの1人なのです。
ルィ・ヴィトンの歴史
「ルイ・ヴィトン」の歴史は古く、1854年に遡ります。
ブランド「ルイ・ヴィトン」の創業者、ルイ・ヴィトンが生まれたのは、1821年、スイスとの国境に近いジュラ地方アンシェイ村。
12人兄弟、真ん中の子として生まれたルイは、父の影響もあり、職人としてのキャリアをスタートさせます。しかし14才のとき、育ての母親との仲が悪化し、ほとんどお金も持たずに家出。
そして彼が向かったのが、当時光の都と呼ばれていたパリでした。パリにたどり着いた少年ルイは、ある一流職人の見習いとなります。
それは、トランク製造と、そのトランクに荷造りをする荷造り職人。
この職人のもと、ルイ・ヴィトンは才能を発揮、フランス皇室からの注文を受けるなど、フランス随一の職人にまで上り詰めます。
そして1854年、ルイはエミリーと結婚し、33才にして独立。当時高級ブティックが建ち並んでいたパリ・カプシーヌ通りに店を構えたのです。
世界で初めて、トランクを専門に扱うこの店こそ、後に世界一のブランドにまで発展する「ルイ・ヴィトン」誕生の瞬間でした。
しかしルイ・ヴィトンが評価されるようになったのは、創始者であるルイが亡くなった後のことでした。
1857年には息子のジョルジュが生まれました。
1859年、アニエール=シュル=セーヌに最初のアトリエを構える。
1860年、ヴィトン社は需要に押されて規模を拡大し、1867年の万国博覧会で銅メダルを獲得。これにより世界的な評判を得ました。
トランクの上から布地を貼るというルイの技法は賢明でしたが、容易にコピー商品が出回ることとなり、1872年、ルイは別の布地を使うようになりました。
だが、コピー商品に押されることなく、彼のビジネスは成功を収めます。また、私生活の方も衰えることはなく、1880年には息子のジョルジュがジョゼフィーヌ・パトレイユ と結婚。
入籍当日に、彼は息子にスクリーブ通りの店を任せ、その3年後、ジョルジュにも息子ガストンが生まれ、ルイは祖父となりました。
1885年、ヴィトン社はロンドンに進出。
1888年、ジョルジュが模倣品防止のため、ベージュと茶褐色のチェス盤にルイ・ヴィトンの銘が入った「ダミエ・ライン」と呼ばれるデザインを考案。
1889年のパリ万国博覧会で、ルイ・ヴィトン社に金賞をもたらしました。
1892年2月27日、ルイは自宅で息を引き取り、ジョルジュが会社の全権を握ることとなりました。
父ルイの死後、ジョルジュは、1893年のシカゴ万国博覧会に出展するなど、会社をうまく運営し、世界的な企業へと押し上げました。
1896年、ダミエの模倣品が出回ってきたことから、ヴィトン社はそのトレードマークとなる布地を新たに発表。
モノグラム・ラインと呼ばれることになるその模様は、様々なシンボルと共にルイ・ヴィトンを示す「LV」というマークが描かれています。
ジョルジュはその後アメリカへ渡航、ニューヨーク、シカゴ、フィラデルフィアなど様々な街を旅行し、その訪問中にもヴィトン製品を売って歩き、1898年にはパリ・オートショーにヴィトン製品を出展しました。
創始者、ルイ・ヴィトンが生み出したブランド「ルイ・ヴィトン」はいまもなお、世界中の人を魅了し、流行の最先端を歩いている。
エルメス素材
トゴ |
トリヨンクレマンス |
ヴォーエプソン |
---|---|---|
1997年に発表された、正式名称をヴォー・クリスペ・トゴと言う、雄の子牛革を使用した素材です。 最もポピュラーであり、エルメスの定番とも言えます。 適度な柔らかさがあり、傷擦れに強く、大変扱いやすい素材です。 |
かつてムーと呼ばれた素材のひとつ。雄牛の革をそのまま使用しており、適度な張りのある、柔らかすぎない質感となっております。 ほどよい斑があるため、傷や擦れに強く、普段使いにも最適です。バッグから小物まで幅広いアイテムで展開されている。 | クシュベルの廃番後、後継素材として2003年に発表されたプレス加工を施した細かな型押しが特徴の雄仔牛のレザー。 細かい型押しが施され、硬い質感でありながら軽量で持ち歩きやすい素材です。 傷擦れや水濡れに強く、型崩れもほとんどありません。 |
スイフト |
ボックスカーフ |
ヴォーガリバー |
2006年に登場した雄の子牛革を使用した発色に優れた素材。滑らかで比較的柔らかい質感です。 斑(革目)は浅く、軽めの素材でありながら、高級感も併せ持っています。 大きな型崩れはせず、手に馴染む程度の使用による変化を楽しめる素材です。 | 生後3~6ヶ月の雄子牛の革を使用した素材です。 なめし液に浸す時間が短時間なため、硬さがあり、高価な革の質感があります。美しい光沢と滑らかさがあり、時とともに気品あふれる光沢を帯びてくるのが特徴です。 | かつてムーと呼ばれた素材のひとつ。くったりとした柔らかさとスムースな質感が特徴の雄仔牛のレザー。廃番のため、ヴォースイフトが現在の後継素材。 |
アルデンヌ |
クシュベル |
リセ |
正式名称を「ヴァシェット・グレネ・アルデンヌ」といい、雌牛の革を使用した素材です。 現在は廃番となっておりますが、人気素材の一つだったために中古品でも比較的出回っています。 プレス型押し加工のため適度なサイズの斑は均一で、カッチリとした硬めの質感があります。 頑丈で傷や濡れにも強く、一生モノとしてお持ち頂くには最適です。 後継素材はヴァッシュリエジェとなっております。 | 正式名称をヴォー・グレネ・クシュベルと言い、雄の子牛革を使用した素材です。 以前は大変に人気のあった素材ですが、現在は廃番となっており直営店では手に入らないため、希少価値が高くなっております。 光沢のあるガラス加工と、後継素材のエプソンより少し深めの型押しが施されています。 しっかりした質感がありながらも、軽量で、傷擦れや水濡れに強く扱いやすい素材です。 | ガラス加工やプレス加工を施した強い光沢のある細かな型押しが特徴の雄仔牛のレザー。クシュベル・ヴォーグレネの後継素材として展開された。廃番のため、ヴォーエプソンが現在の後継素材。 |
ヴィブラート |
ブッフル |
ダルメシアン |
染色した複数のカラーの山羊革を何層にも重ねたて作られております。 様々な色に染めた革を使用し、裁断面を見せることによって縞模様のような柄を見せている素材です。 現在では廃番のため、希少価値が高くなっております。磨きのできない革素材ですが、特殊な技術で作られるだけに偽物もできないと言われています。 | ほどよい柔らかさと若干粗い目の大きさが特徴の水牛のレザー。耐水性に優れるため、ガーデンパーティーなどのカジュアルバッグにも幅広く用いられています。 | ダルメシアン柄になるよう二度にわたって染色したもので、ディズニー映画「101匹わんちゃん」をイメージさせるとてもユニークな素材。さまざまなカラーバリエーションで展開されたが、現在は廃番となっております。 |
ポロサス |
ニロティカス |
アリゲーター |
ポロサスは、クロコダイルの中でも「スモールクロコダイル」と呼ばれるワニを使用した、最高級素材です。 ウロコの四角さと、それが細かく揃っていることが特徴です。 「シャイニー」「セミマット」「マット」仕上げの3種類があります。 現在では入手困難なため、エルメスが独自養殖をしているワニの革を使用しており、大変に希少価値が高くなっております。 | ニロティカスは、クロコダイルの中でも「ナイルクロコダイル」と呼ばれるワニを使用した最高級素材です。 ポロサスより大きめの斑ですが、比較的細かく丸みのある長方形のウロコがが綺麗に揃っていることが特徴です。 バーキンとニロティカス素材の組み合わせは適度な存在感があり、品の良さがさらに増します。 現在では入手困難な為、エルメスが独自養殖をしているワニの革を使用しており、大変に希少価値が高くなっております。 | アリゲーターは、別名「ミシシッピーワニ」と呼ばれるアメリカに生息するワニです。 ワニ革の中で唯一、斑の中にある点状の穿孔という模様が無く、クロコダイルに比べると大きめのウロコが特徴です。 現在では大変に希少な素材となっております。 |
オーストリッチ |
リザード |
トワルアッシュ |
オーストリッチは、ダチョウの革を使用した素材です。 「クィル」や「シボ」と呼ばれる羽毛の痕が全体に散らばっており、水玉のような模様となります。 カラー展開も豊富で、柔軟性のある軽量で丈夫な素材のため、様々なモデルで使用されています。 | 主に東南アジアを原産地とするトカゲのレザー。美しく並んだ繊細な班と艶やかな光沢が特徴の高級素材です。 | HERMESの頭文字、H(アッシュ)の名が冠された、エルメスが展開する最もベーシックなコットンキャンバス素材。平織りしているため、丈夫で摩擦に強いのが特徴。異なる2色の糸で織り目を表現しています。 |
ブラック | ゴールド | ヒマラヤ | エトゥープ |
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ブラックダルメシアン | ローズリップスティック | ローズティリアン | ローズジャイプール |
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ブーゲンビリア | ルージュヴィフ | ルージュガランス | オレンジ |
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ジョーヌ | ポティロン | ナチュラル | アニスグリーン |
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マラカイト | ラゴン | ブルージーン | ミコノス |
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ブルーイドラ | カシス | トスカ | ルビー |
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シャネル ライン
【ニュートラベルライン】
デイリーに使いやすいナイロンジャガード祖沿いで、トートやバニティ、ボストンなど形も大きさも多様なアイテムです。シャネルの人気定番アイテムの一つとなっています。
【旧トラベルライン】
1999年に発表された、ナイロン素材の旅行アイテムシリーズのこと。軽くて収納力もあり、黒ベースにマトラッセを思わせる斜めの格子が入り、内側の赤色もスタイリッシュな印象です。
【スポーツライン】
2000年の登場。当初はスノーラインと呼ばれていました。防水が聞いていたり、機能性を備え、白やグレー、黒のカラーがよく用いられるのも特徴の一つとなっています。
【カンボンライン】
1910年、初めてブティックを開いたパリのカンボン通りから名付けられた人気シリーズ。キルティング加工された上質な仔牛の革。高級感のあるクラシックなイメージ。端にあしらわれた大きなCCマークが特徴。
【復刻シリーズ】
主なアイテム「復刻トート」は、「1804バッグ」とも呼ばれ、1994年に発売され、ファンの要望に応える形で改めて復刻されました。素材は多彩で、カラーバリエーションも豊富です。
【ワイルドステッチ】
太い糸を使用し縫い目を強調させたデザイン。ワイルドステッチにはダイヤ形模様、チョコバー模様の二通りが存在するデザイン性のみを追求したライン。
【バイシーライン】
パリ本店の住所をグラフィカルにプリントしたバイ・シーライン。軽量なキャンパス素材で、赤、青、黒、白とカラーバリエーションも豊富です。
【マトラッセステッチ】
マトラッセとはダイヤ形の格子状に縫われたキルティング部分の意味。装飾的役割と素材の堅牢性を向上させるという2面性を持つ画期的なデザイン。1929年の誕生以降、今やシャネルの不動の定番となっています。
【ボタンモチーフ】
CCマークボタンモチーフのシンプルなデザインで財布やキーケースなどに多く用いられています。
【チョコバーシリーズ】
まるで板チョコのように、整然と正方形が縦横に並ぶステッチのこと。バッグや財布などに用いられています。
【アイコンシリーズ】
ココマーク、フレグランスの瓶、ハート、クローバー、星、カメリア、NO.5と、シャネルの歴史を彩ってきたアイテムが型押しされたアイコンシリーズ。かわいいだけではなく、使いやすいのも魅力的なシリーズ。
【チェーンショルダー】
1930年頃登場したチェーン付のショルダーバッグ。洋服の肩部分が傷まない様、チェーンに革紐が通してあり、装飾的な美しさとともに堅牢性を兼ね備えています。
【バニティ】
欧米のセレブリティたちが冬のバカンスを南国で過ごすためのファッションを提供するクルーズライン。コーディネイトしやすく手ごろな物も見つけることができます。デイリーバックに最適。学生やOLに人気のバッグです。
【クルーズライン】
バニティバッグ(バニティケース)とは、化粧道具入れのことですが、スーパーモデルのリンダが持っていたことで一般人にもヒットしたバッグです。しっかりとした造りをしていて、長くお使いいただけます。
ルイ・ヴィトン ライン
【モノグラム・ライン】 TOILE_MONOGRAM
ルイ・ヴィトンのシンボルともなっているモノグラム・パターンのトアル地。耐久性、堅牢性そして柔軟さを兼ね備えた特徴を持ち、傷がつきにくいです。また、防水性にも優れていることから、さまざまなバッグに使用されています。
【ダミエ・ライン】TOLE_DAMIER
2004年3月に登場したルイ・ヴィトンの最新マテリアルである強化ファイバーを使用した「ダミエ・ジェアン」ライン。このラインは、ビジネスやトラベル、レジャーにも対応できる実用的なバッグが揃っており、カラーはノワール、テール、サーブルの3色展開となっています。
【エピ・ライン】CUIR_EPI
1920年代にルイ・ヴィトンが使用していたグレイン(型押し)のパターンをヒントに、新たに開発された素材。クロム塩と植物のタンニンでなめしたあと奥深くまで染色し、耐久性・防水性に優れたレザー。新色としてイヴォワールをキャネルが追加されました。
【モノグラム・ヴェルニ・ライン】MONOGRAM_VERNIS
真珠のような輝きのエンボス加工のカーフ素材に、ルイ・ヴィトンのシンボル、モノグラムパターンが刻まれたスタイリッシュで都会的なライン。エレガントでモダンな印象を演出。新たに、アマラントと、ボム・ダムールが追加されました。
【タイガ・ライン】CUIR_TAIGA
厳選された上質で柔らかな牛革に上品なグレイン(型押し)をあしらったデザイン。細やかなデザインの型押し革は、持つ人に落ち着いた大人の雰囲気をさりげなく演出。男性向けの書類鞄や旅行鞄、小物類などが揃っています。
【モノグラム・マルチカラー・ライン】MONOGRAM_MULTICOLOLE
ルイ・ヴィトンのシンボルともなっているモノグラム・パターンのトアル地。耐久性、堅牢性そして柔軟さを兼ね備えた特徴を持ち、傷が付きにくい。また防水性にもすぐれていることから、さまざまなバッグに使用されています。
【モノグラム・ミニ・ライン】MONOGRAM_MINI
モノグラムを縮小して織り込んだキャンパス地。2000年の限定生産で登場。2003年に追加された人気の3色に加え、2004年にはクルーズラインに新色のローズ(ストロベリー)とヴェール(アーモンドグリーン)が登場。
【モノグラム・ミニ・ラン・ライン】MONOGRAM_MINI_LIN
2006年クルーズコレクションからはじまったモデル。コットン素材に麻を織り込んだモノグラム・ミニを使用したキャンパスが魅力。丈夫で軽量なので、デイリー使いにもピッタリ。現在のカラーはノワール、ブルーの2色展開。
【アンディグア・ライン】TOILE_ANTIGUA
2005年に登場した、コットン・キャンバスを使用した「アンディグア」は耐久性としなやかさを合わせもち、シックでカジュアルな雰囲気をかもし出しています。少し前に、新色としてネイビー・ストライプが追加されました。
【スハリ・ライン】CUIR_SUHARI
希少で高価なゴートレザーにきめ細やかなグレイン(型押し)を施し、丁寧に染め上げたのが2003年登場の新素材を使ったスハリ・ライン。流行や季節に左右されない、スタイリッシュなクチュール仕立てのフォルムが魅力。
【ノマド・ライン】CUIR_NOMADE
大きめのステッチとブラウンがクールな印象の2003年~2004年秋冬メンズコレクションモデル。上質なレザーを使い、温かみのあるシンプルなデザインのバッグや小物がリリースされています。伝統と確かなクラフツマンシップが息づく魅力的なラインです。
【ユタ・ライン】CUIR_UTAH
大きめのステッチとブラウンがクールな印象の2003年~2004年秋冬メンズッコレクションモデル。上質なレザーを使い、温かみのあるシンプルなデザインのバッグや小物がリリースされています。伝統と確かなクラフツマンシップが息づく魅力的なラインです。
【モノグラム・ミロワール・ライン】MONOGRAM_MIROIR
ミラー(鏡)のように輝く革新的なビニール素材を使用し、モノグラム柄を型押しして造られた、2006年~2007年秋冬コレクションモデル。とても華やかで斬新。最先端のモードといえるデザインがポイント。カラーはドレ、アルジャンの2色展開。
【モノグラム・デニム・ライン】MONOGRAM_DENIM
ルイ・ヴィトンのシンボルともなっているモノグラム・パターンのトアル地。耐久性、堅牢性そして柔軟さを兼ね備えた特徴を持ち、傷が付きにくい。また防水性にもすぐれていることから、さまざまなバッグに使用されています。
【モノグラム・グラセ・ライン】CUIR_MONOGRAM_GLACE
上質なカーフスキンにモノグラムのパターンを型押ししたものがモノグラム・グラセ。艶やかな光沢感がクールな印象を受けます。モダンで男性向けにつくられたライン。2001年~2002年の秋冬コレクションではブラックレザーが特徴のミニ・グラセラインも登場しています。
【モノグラム・マット・ライン】CUIR_MONOGRAM_MAT
ヴェルニ・ラインにインスパイアされて、より都会的にエッセンスを加えたモノグラム・マット。エンボス加工されたレザーにメタリックの加工を施し、風合いのある色を演出。ノワール、ブルー、ヴィオレ、アンブロの4色展開。
【ダミエ・ジェアン・ライン】DAMIE_GEANT
2004年3月に登場したルイ・ヴィトンの最新マテリアルである強化ファイバーを使用した「ダミエ・ジェアン」ライン。このラインは、ビジネスやトラベル、レジャーにも対応できる実用的なバッグが揃う。カラーはノワール、テール、サーブルの3色展開。
【モノグラム・サテン・ライン】MONOGRAM_SATIN
モノグラム・モチーフがジャガードで織り込まれた贅沢なブラック・サテン。素材のメタリックな光沢感に控えめな上品さが漂うモノグラム・サテン・ラインはフェミニンなイブニング・バッグとアクセサリーが揃います。
HERMES定番バッグ
【バーキン】BIRKIN
1984年に形となったバーキンは、荷物を詰め込むのにピッタリな開口部の広い頑強なバッグで、実用性に優れながら、同時に上品な見た目のバッグでした。発表っされると同時に高い人気を獲得し、エルメスを代表するバッグとなっています。
25cm | W25 H20 D13 |
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30cm | W30 H22 D16 |
35cm | W35 H25 D18 |
40cm | W40 H30 D21 |
45cm | W45 H30 D21 |
ショルダー | W45 H20 D19 |
【ケリー】KELLY
1935年よりサック・ア・クロアという名前で販売していたこのバッグを、ハリウッド女優からモナコ王妃となった「グレース・ケリー」がLIFE誌の表紙を飾った際に持っており、そのインパクトの強さから改名されたといわれています。
ミニミニ | W15 H11 D5 |
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ミニ | W20 H16 D10 |
25cm | W25 H19 D9.5 |
28cm | W28 H22 D10 |
32cm | W32 H23 D12 |
35cm | W35 H24 D12 |
40cm | W40 H28 D16 |
50cm | W50 H28 D16 |
【ボリード】BOLIDE
今では当たり前に使われるファスナーを、エルメスが世界ではじめて使用したとされるバッグです。当初は「ブガッディ」と名付けられていましたが、1923年にボリードと改名されました。現在でも人気の高いコレクションの一つです。
ミニミニ | W15 H12 D7 |
---|---|
ミニ | W21 H15 D7.5 |
27cm | W27 H20 D10 |
31cm | W31 H25 D12 |
37cm | W37 H27 D14 |
47cm | W47 H35 D24 |
1923 | W31 H23 D12 |
【エブリン】EVELYNE
1978年に発表され、シックなショルダーバッグとして高い人気を誇ります。開口部はスナップ式で、中身の取り出しがスムーズで収納力も抜群。Hを型抜きした個性的なバッグですが、熟練職人が手作業で縫製する希少なアイテムです。
TPM | W17 H18 D5.5 |
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PM | W28 H30 D9 |
GM | W32 H30 D9 |
【ピコタン】PICOTIN
ピコタンとは「荷物を運ぶ牛や馬に与える一日分の飼料を入れる袋」のことです。手頃な大きさのトートバッグは、コロンとしたキュートなフォルムで人気です。GMサイズは持ち手の部分が長くショルダーになります。
PM | W17 H17 D10 |
---|---|
GM | W32 H30 D20 |
バッグ メンテナンス
上質な素材を使ったバッグは、トレンドに左右されない一生物だからこそ大切にお手入れを重ねて使いたい。 ここでは、バッグの自宅で簡単にできるお手入れ方法と保管方法をご説明します。
基本のお手入れ
使う前に
日常的に使用するバッグであれば、使用する前に防水スプレーをしましょう。防水スプレーをすることで汚れが付きにくくなり、
簡単にアフターケアができます。使っている間は、ジュエリーや時計などに当たって傷が付くことのないよう、注意して持つようにします。
(※防水スプレーは必ず30cm以上バッグから離し、振り掛けるようにまんべんなくスプレーするのがコツです)
使った後に
1日使うだけでホコリや汚れが表面および内側に付着します。その日のうちに写真のようなレザー専用のブラシで表面のホコリや汚れを落とすか、
乾いた柔らかい布で乾拭きをしましょう。特に起毛素材のスエード・ヌバックなどはホコリが付着しやすいので、 起毛革専用のブラシを使って丁寧に払います。
(※スムースレザーには傷がつきにくい馬毛ブラシ、スウェード・ヌバックなどの起毛素材には静電気のおきにくい
”天然性ゴム”のブラシがオススメです!起毛素材は静電気に弱く痛みやすいので、この使い分けがポイントです)
雨に濡れてしまったら…
上質なレザーほど湿気や雨には非常に弱いです。濡れてしまうと型崩れや色落ちが起こりやすくなります。 もし雨に濡れてしまったら、乾いた布やタオルでたたくように湿気をよく取り、バッグの中にタオルや新聞紙をつめ、
日陰で充分に乾かしてください。完全に乾いたら、クリームを塗るお手入れをします。 一度シミのように変色してしまうと元に戻すことが難しいので、シミにならないよう、濡れたらすぐにお手入れすることが大事です!
(※バッグの中に詰める紙は、吸収力抜群のキッチンペーパーや新聞紙がオススメです。
出先で緊急の場合は、手持ちのティッシュなどでも湿気は取れますが、あとが残ってしまうかもしれないので必ずその日のうちに陰干ししてください)
素材別のお手入れと注意点
スムースレザーの場合
一般的なレザーのバッグです。2週間に1度、または長期間保管の前後に次のように丁寧にお手入れしてください。
まず、ブラシでホコリを丁寧に落とします。
柔らかい布にクリーナーをつけ、布に馴染ませてからなでるように全体の汚れや古い油分をふき取ります。
汚れが落ちたらクリームを柔らかい布につけて、クリームを塗ります。クリームが直接革に当たらないよう、十分布に馴染ませてから塗ってください。
ブラシで磨きをかけてから、柔らかい布で余分なクリームを拭き取り光沢を出します。
スウェード・ヌバックの場合し
スウェード・ヌバックは革の表裏を起毛させた素材です。スウェード・ヌバックは非常に雨に弱く、 シミになってしまうとそのシミを取ることがほぼ不可能になります。雨の日の使用は、できるだけ避けてください。
2週間に1度、または長期間保管の前後に次のように丁寧にお手入れしてください。
まずは天然生ゴムブラシなどの起毛革専用ブラシで毛足の中のホコリや汚れを落とします。 落ちにくい汚れは、皮革お手入れ用の消しゴムを使ってください。
部分的に強く汚れている場合は、専用の液体・ムースタイプのクリーナーを使います。 色が落ちたり、薄くなってきたら、補色スプレーやリキッドを使います。乾いたらブラシをかけて起毛を整えましょう。
ヌメ革の場合
ヌメ革とは牛革を天然植物原料でなめし加工をし、人工的な染料や塗料で仕上げをしていない、自然な状態の革素材のことです。 色焼けしやすいですが、時間と共に飴色に変化する風合いを楽しむ素材です。買ったばかりの状態は白っぽく汚れが着くと目立ちます。 すぐに"日光浴"をすることで、日焼けをして色が付きますが、革自体の持つ油分が表面に浮き出て保護膜を作ってくれるため 汚れが付きにくく落としやすくなります。基本は日々の乾拭きでお手入れし、かさつきが気になってきたら専用のクリームを塗りこむお手入れをしてください。 部分的な汚れには、皮革お手入れ用の消しゴムを使います。
保管方法
風通しの良い場所に
湿気・日光には弱いため、汚れやホコリを落とすお手入れの後、風通し良いく直射日光の当たらない所に保管してください。 長期保管の場合は、中を空っぽにして内側の汚れやホコリを十分落とした後、陰干しをしてから保管してください。
型崩れを防ぐ
型崩れ防止のために、バッグの中に新聞紙や紙を丸めたものを入れて形を整えた上で保管してください。