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GMTマスターⅡについて
1955年、ロレックスは国際線パイロット用の腕時計としてGMTマスターⅠを開発しました。GMTマスターⅡが後継機種として登場したのは、1982年のことです。新世代ムーブメント「キャリバー3285」が搭載されたほか、3つのタイムゾーンの時刻を同時に表示できるようになっているなど、使用感が大幅に向上しています。 2007年に発表されたセラミックモデルは、黒の単色ベゼルのみでした。しかし、2013年には黒青の2トーンカラーベゼルが、2018年にはGMTマスターⅠの代名詞ともいえる、赤青2色のベゼルを搭載したモデルが登場。ロレックスファンの話題を集め、さらなる人気を博しています。
3か所のタイムゾーンを同時に確認可能
初代GMTマスターⅠは、時分針と24時間針(GMT針)が連動していて、単独で動かすことはできませんでした。そのため、回転ベゼルを操作することで、ローカルタイムを24時間針に表示させていたのです。
1983年に発表されたGMTマスターⅡからは、ムーブメントの進化によって時針のみを単独で動かせるように変更され、ローカルタイムの設定を簡単に行えるようになりました。また、回転ベゼルとの組み合わせで、3つのタイムゾーンの時刻を確認することも可能です。
3つのタイムゾーンを表示しながら回転ベゼルはスムーズに動かせるなど、GMTマスターⅠよりも一段と機能性の高い腕時計となっています。
GMTマスターⅠからさらに高まった機能性
GMTマスターⅡには、ロレックスが開発した新世代ムーブメントが搭載されているのが特徴です。精確性や信頼性に加えて、耐衝撃性、機能性がさらに高まっています。
留め具には、厳しい環境下でも誤って開くことを防ぎ、確実に固定できるセーフティキャッチ付オイスターロッククラスプを採用。ブレスレットにはイージーリンク(エクステンションリンク)システムが備わっているため、長さを5mm程度調整することも可能です。
デザイン性の高さに加え、機能性や装着の快適さに優れていることもGMTマスターⅡの人気の理由です。
デザインの豊富さも魅力
GMTマスターⅡの魅力のひとつが、24時間表示が入った回転ベゼルの豊富なカラーバリエーションです。ベゼルがセラミック製となって以降は、しばらく黒の単色だけになりますが、2013年に黒青の2トーンカラー、通称「バットマン」ベゼルが登場。
2018年には初代と同じ赤青カラー、通称「ペプシ」ベゼルのスチールモデルが発表され話題となりました。他にも、2種のゴールドモデルや、ダイヤモンドをふんだんに使用したジュエリーモデルなど、デイトナと並ぶほどの豊富なデザインラインナップを誇っています。