ROLEX

ロレックス

デイトナ：デイトナは、ロレックスの中でも一番人気のスポーツモデルです。正式名称は「コスモグラフ デイトナ」で、ロレックス唯一のクロノグラフを搭載しており、その機能性とデザイン性で「キングオブロレックス」として高い人気を誇ります。プロのカーレーサーのニーズに応えて設計されたデイトナは、オイスターケースの高い防水性やパーペチュアル自動巻き機構、高精度なクロノメーターや視認性の高いタキメーターなどの特徴を現行モデルまで受け継いでいます。

サブマリーナ：サブマリーナは、ロレックスの象徴的なダイバーズウォッチです。1926年発明の完全防水「オイスターケース」を基に開発され、初代モデルは水深100mの防水性能を持ち、現行モデルでは300mまで対応しています。逆回転防止ベゼル、クロマライト夜光、高精度自動巻きムーブメントを備え、高い信頼性と機能性があります。1953年の初代発表以来、デザインはほとんど変わらず、リューズガードの追加やケースサイズの拡大のみです。サブマリーナは高い資産価値があり、特にアンティークモデルは高価格で取引されています。

GMTマスター：GMTマスターは、ロレックスの唯一のパイロットモデルで、GMTマスターⅠとⅡが存在します。GMTマスターⅠは24時間表記の回転ベゼルと副時針を搭載し、2つのタイムゾーンの時間表示が可能です。初代モデルの赤青ベゼルは通称「ペプシ」と呼ばれ、赤色は昼間、青色は夜間を表しており、24時間針が示すタイムゾーンの現在時刻が昼夜どちらなのか一目で判別できるデザインが特徴です。

GMTマスターⅡ： GMTマスターⅡでは、3つのタイムゾーンを同時に表示できる機能と「キャリバー3285」を搭載し、使用感が向上しました。2013年に黒青の2トーンカラー、通称「バットマン」ベゼルが登場し、2018年には初代と同じ赤青カラーの通称「ペプシ」ベゼルが発表されるなど、多彩なカラーバリエーションが魅力です。GMTマスターは、ベゼルの色や素材、デザインの変遷が多く、コレクターズアイテムとして高い価値があり、アンティークモデルの経年変化するベゼルの色合いも人気の一因です。

エクスプローラー：ロレックスのエクスプローラーは、シンプルで端正なデザインと高い視認性、耐久性を兼ね備え、過酷な環境下での使用に耐えられるプロフェッショナル向けのモデルです。1953年にエクスプローラーIが、エクスプローラーIの機能性と堅牢性をさらに高めたエクスプローラーIIが1971年に登場しました。特に3代目モデルRef.16570は約20年間のロングセラーを記録し、今もなお高い人気を誇ります。

プラチナ：デイトナのアイスブルー文字盤に代表されるロレックスのハイエンドモデルに多く使用されるプラチナは、極めて希少で、金や銀よりも地殻中の存在量が少ない素材です。そのため供給が限られ、価格も高騰しやすい特徴があります。プラチナは独特の白い光沢を持ち、洗練された高級感を演出しつつ、酸や錆びに非常に強い耐久性を備えています。

ホワイトゴールド：金の価値を保ちながら、通常の金よりも硬度が高く、耐久性に優れた素材です。銅を加えずに白銀色に輝き、プラチナや銀に似た外観を持つため、上品で洗練された印象を与えます。この素材はクラシカルなデザインからモダンなスタイルまで、幅広いデザインに対応しています。

イエローゴールド：ロレックス独自の18金イエローゴールドは、24金の柔らかさを補うために銀と銅を加えた合金です。ロレックスの特別な製造工程によって、イエローゴールドは比類のない美しさと耐久性を兼ね備えています。

エバーローズゴールド（ピンクゴールド）：2005年に採用されたロレックス独自の18金ピンクゴールド合金で、銅を多めに混ぜて淡い赤みを帯びた色合いを実現しています。エレガントで温かみのあるこの素材は、特にレディースウォッチやドレスウォッチに人気があり、その輝きと耐久性はロレックスの専門家によって厳密に開発されました。

ロレゾール（コンビ）：1930年代に考案されたゴールドとステンレススチールを組み合わせたデザインで、一般的には「コンビ」として知られています。この組み合わせは堅牢さと気品を併せ持ち、ロレックスの象徴的なスタイルとして広く愛されています。18金イエローゴールド、ホワイトゴールド、エバーローズゴールドとのコンビネーションにより、ベゼルやブレスレットを引き立たせることができます。

ステンレススチール：鉄に10.5%以上のクロムを含む合金で、時計素材として広く採用されています。優れた耐久性と錆びにくい特性を持ち、日常使いや外的環境にも強く、長寿命な時計を実現します。

チタン：チタンは軽量でありながら非常に高い強度を持つ素材で、優れた着け心地を提供します。その低密度によって軽量かつ頑丈な時計が可能となり、航空機や宇宙産業でも使用されるほど高い性能を誇ります。

ロレックスのモデルタイプは、スポーツモデルにあたるプロフェッショナルウォッチやドレスウォッチあたるクラシックウォッチなど幅広くラインナップされており、シーンを問わずに身に着けやすいのも魅力です。代表的なモデルタイプは以下の通りです。

プロフェッショナルウォッチ：サブマリーナやデイトナ、エクスプローラーなど

クラシックウォッチ：デイトジャスト、デイデイト、オイスターパーペチュアルなど

堅牢性や耐久性に優れて故障が少なく、時計としての完成度が高いロレックスの腕時計は、他のブランドよりもリセールバリューに優れているのも特徴です。 中古品市場でも売買が多く行われていて、歴代のアンティークモデルにはコレクターズアイテム化している腕時計も存在し、世界的なオークションで活発に取引されています。 ロレックスの時計はオーバーホールで磨耗した部品や、防水性の維持に不可欠なパッキン類、潤滑油を交換する事により、何十年と使い続けることができます。