オメガ スピードマスター×スヌーピーコラボ特集

スピードマスターは、もともと技術職やレース向けに開発された時計でしたが、NASAによって想定外の潜在能力が見出され、正式に採用されました。以来、全ての有人飛行ミッションで使用され、NASAの期待に応え続けています。

1970年、アポロ13号は月に向かう途中で爆発事故が発生し、宇宙船のシステムに深刻な損傷を受けました。この事故により、乗組員は月面着陸を諦め、生還に向けて危険な状況に直面しました。この危機的な状況下で、アポロ13号の乗組員は宇宙船のシステムを手動で制御し、地球への帰還を試みました。その際、計器類がダメージを受けていたため、正確なタイミングを計る必要がありました。ここで、アポロ13号の指令官であるジム・ラブルが自身のスピードマスタークロノグラフを使用し、14秒間の正確な燃焼時間を計測しました。この計測が成功し、乗組員は地球に帰還するための軌道修正が行われ、最終的に無事に帰還することができました。このエピソードは、スピードマスターの信頼性と精度を証明する重要な瞬間として、時計史に残る出来事となりました。その後、オメガ社はこの功績を称えて「スピードマスター・プロフェッショナル・アポロ13号」など、特別なエディションを発表しました。3578.51は2003年に世界で5441本限定で販売されたレアなモデルです。

NASAの「スヌーピーアワード」は、宇宙飛行士が特定のミッションやプロジェクトで優れた業績を上げた際に授与される名誉称号です。この称号は、アメリカ航空宇宙局（NASA）が宇宙飛行士に対して贈る賞の一つで、その名前は「Peanuts（ピーナッツ）」という漫画で知られるキャラクター、スヌーピーに由来しています。

「スヌーピーアワード」は、宇宙飛行士にとっての特別な栄誉であり、彼らが特定のミッションやプロジェクトで卓越した業績を達成した際に授与されます。この称号は、宇宙飛行士の勤勉さ、協力、そして優れたリーダーシップに対する賞賛の意を表しています。宇宙飛行士がこの称号を受けることは、彼らのキャリアとNASAの使命に対する貢献を称える大切な瞬間です。 1970年10月、スピードマスターの貢献に対して、NASAは「スヌーピーアワード」を贈り、オメガに深い感謝の意を表しました。スピードマスターは、現在もNASAや他の国際宇宙機関の船外活動で使用を認められている唯一の時計です。