デイトナ Ref.116520

Ref.116520とは16年にわたり製造されてきたロングセラーモデルで2000年代のデイトナ人気を支えたコスモグラフ・デイトナの第5世代。製造年数が長いため何度もマイナーチェンジが繰り返され、ディテールが異なるものが多いモデルです。

前モデルであるRef.16520ではゼニス社のエル・プリメロをベースにロレックス独自のチューニングを施していたムーブメントを採用していましたがRef.116520ではロレックス初の自社製クロノグラフムーヴメントであるCal.4130を搭載しました。駆動輪列の配置がシンプルになったことで、オーバーホールとメンテナンスが容易になりました。パワーリザーブは52時間から72時間へ延長、文字盤のインデックスと針が大型化されたため夜間での視認性が向上しました。また、ブレスレットのサイズが簡単に微調整できるイージーリンク機構も実装されています。

2000年～2004年に製造されていたP番～F番あたりの個体には文字盤が紫外線による日焼けや経年劣化でクリーム色に変わる個体が存在し、アイボリーダイヤル(パンナダイヤル)と呼ばれ希少性が高くなっています。アイボリーダイヤルは個体差があり色味が濃いほど市場価格が高騰します。