GMTマスターII Ref.16710

Ref.16710はRef.16760の後続で1988年から2007年に製造された2世代目のGMTマスターⅡです。製造初期は赤黒でコークカラーのベゼルのみでしたがGMTマスターⅠのRef.16700生産終了後は黒色単色と赤青のペプシカラーの2色のベゼルが追加されました。 ベゼルは現行モデルに採用されているセラミック製ベゼルではなくアルミニウム合金でメタリック調の質感です。

初代GMTマスターIIである前モデルRef.16760のCal.3000系ムーブメントからCal.3185を中心としたCal.3100系ムーブメントに変更されました。風防はサファイヤクリスタルに変更され耐久性が向上しました。

ロングセラーのためマイナーチェンジが多く2000年頃にラグとブレスレットをつないでいるフラッシュフィットが一体型になり、2003年にはダイヤル6時の位置に王冠マークの透かしが入りました。また同時期にブレスレットをつなぐケースの横穴がなくなりました。 ベゼルの文字のはしが跳ねている「跳ね文字」やモデル名のGMT-MASTERⅡのⅡのフォントに横棒がない「スティックダイヤル(ふたなし)」は希少性の高いレア個体とされています。