アンティークウォッチの魅力とは
アンティークといえば一般的には製造から100年程度経過した古くて芸術的価値のあるもののことを指すようですが、腕時計の場合は少々事情が異なります。様々な解釈がありますが、1980年代くらいまでに製造された時計をアンティークウォッチと呼ぶことが多く、1960年代前半位までに作られた時計をリアルアンティークと呼ぶ場合もあります。腕時計はその随所に、製造された時期の技術や、業界や世間のトレンドを反映しているため、現代の時計とは全く異なる時計の作りを見つけることができるのもアンティークウォッチの魅力。また、工業製品は新しいもの程性能が優れている傾向にありますが、 腕時計に関しては、「優れているものがすべてを持っているわけではない。」という点に代えがたい価値があるのではないでしょうか。
現在と比べて昔は時計の生産数が少ないうえに、生産自体が終了してから年月が経過するごとに現存する個体はおのずと減少していきます。希少性に加えて、経年による独特の風合いが注目され、人気となっています。また、同じモデルであってもコンディションや製造年などから全てがオンリーワンであることも大きな魅力となっています。
アンティークの相場
相場は、おもに需要と供給のバランスにより作られていくものですがアンティークという商品の性質上、ひとつひとつのコンディションが異なるため、個々の相場に関しては大きな開きがあります。