日常的に使用するバッグであれば、使用する前に防水スプレーをしましょう。防水スプレーをすることで汚れが付きにくくなります。素材や用途に合わない防水スプレーを使うと、素材の劣化につながりますので、ご注意ください。
バッグは1日使用するだけでホコリや汚れが付着します。その日のうちに、レザー専用のブラシで表面を軽く払うか、乾いた柔らかい布で優しく乾拭きをしましょう。特に起毛素材のスエード・ヌバックなどはホコリが付着しやすいため、起毛革用のブラシで優しく払います。
上質なレザーほど湿気や雨には非常に弱いです。濡れてしまうと型崩れや色落ちが起こりやすくなります。 もし雨に濡れてしまったら、乾いた布やタオルでたたくように湿気をよく取り、バッグの中にキッチンペーパーや新聞紙、乾燥剤などの吸収力が高い素材をつめ、日陰で充分に乾かしてください。一度シミのように変色してしまうと元に戻すことが難しいので、シミにならないよう、濡れたらすぐにお手入れすることが大切です。
一般的なレザーのバッグです。2週間に1度、または長期間保管の前後に次のように丁寧にお手入れしてください。まず、ブラシでホコリを丁寧に落とします。柔らかい布にクリーナーをつけ、布に馴染ませてからなでるように全体の汚れや古い油分をふき取ります。汚れが落ちたらクリームを柔らかい布につけて、クリームを塗ります。クリームが直接革に当たらないよう、十分布に馴染ませてから塗ってください。ブラシで磨きをかけてから、柔らかい布で余分なクリームを拭き取り光沢を出します。
スウェード・ヌバックは革の表裏を起毛させた素材です。スウェード・ヌバックは非常に雨に弱く、 シミになってしまうとそのシミを取ることがほぼ不可能になります。雨の日の使用は、できるだけ避けてください。2週間に1度、または長期間保管の前後に次のように丁寧にお手入れしてください。まずは天然生ゴムブラシなどの起毛革専用ブラシで毛足の中のホコリや汚れを落とします。 落ちにくい汚れは、皮革お手入れ用の消しゴムを使ってください。
部分的に強く汚れている場合は、専用の液体・ムースタイプのクリーナーを使います。 色が落ちたり、薄くなってきたら、補色スプレーやリキッドを使います。乾いたらブラシをかけて起毛を整えましょう。
ヌメ革とは牛革を天然植物原料でなめし加工をし、人工的な染料や塗料で仕上げをしていない、自然な状態の革素材のことです。色焼けしやすいですが、時間と共に飴色に変化する風合いを楽しむ素材です。買ったばかりの状態は白っぽく汚れが着くと目立ちます。すぐに"日光浴"をすることで、日焼けをして色が付きますが、革自体の持つ油分が表面に浮き出て保護膜を作ってくれるため、汚れが付きにくく落としやすくなります。基本は日々の乾拭きでお手入れし、かさつきが気になってきたら専用のクリームを塗りこむお手入れをしてください。 部分的な汚れには、皮革お手入れ用の消しゴムを使います。
湿気やカビの発生を防ぐために通気性のある袋を使用しましょう。プラスチック袋は通気性が低く湿気を閉じ込めやすいため、避けましょう。多湿な環境は金具やファスナーの錆びにつながり、バッグの開閉がスムーズでなくなる可能性があります。
直射日光に当たると、バッグの色が褪せやすくなります。特に明るい色の素材は日光に敏感で、経年とともに変色しやすいです。過度な乾燥はひび割れの原因となります。
バッグの中に詰め物を入れて形を崩さないようにします。長期間保管する場合は詰め物を入れた状態で、横にするのがおすすめです。重力が均等にかかり、シワやたるみができにくくなります。