GMTマスター Ref.16700

Ref.16700とはRef.16750の後続で1989年から1999年に製造されていたGMTマスターⅠの最終モデルです。4世代目にあたり、5桁リファレンスのスポーツロレックスです。ベゼルディスクを交換して楽しめる点が魅力でカラーバリエーションは黒と赤青ツートーンのペプシカラーです。

前モデルRef.16750で採用されていたプラスチック風防はサファイヤクリスタルに変更され、ムーブメントもシングルブリッジのCal.3075からテンプを二本で支えるツインブリッジのCal.3175に変更されました。GMTマスターⅡにはない日付のクイックチェンジ機能を搭載しています。

マイナーチェンジとしてはブレスレットは1996年(T番)頃にシングルバックルからダブルバックルに変更され、1998年頃には夜光塗料がトリチウムからスーパールミノバに変更されました。シングルバックルかつトリチウム夜光の個体は「シングルトリチ」と呼ばれています。 また、U番から最終品番のA番の間にはダイヤル6時の位置に「SWISS」のみの表記しかない「オンリースイス」と呼ばれる個体も存在します。