ミルガウス Ref.116400

Ref.116400はRef.1019の後続で2007年に復活を遂げた3世代目のミルガウスです。文字盤は黒と白の2色展開でしたが黒文字盤が2015年に、白文字盤は2016年に廃盤になり生産終了しました。
初代モデルと同様にミルガウスの象徴となるジグザクな稲妻の秒針が最大の特徴です。ケースサイズは40mm、厚みが13mmと同じサイズのロレックスの他モデルよりも厚みがある点も特徴的でこの厚みはオイスターケースの中にムーブメントを包み込む保護する磁気シールドが備えられており磁束密度を表す「Ｂ」というアルファベットの上に矢印が刻印されています。

ムーブメントはCal.1580からCal.3131へ変更され、ケースサイズは37mmから40mmに大型化、ブレスレットがフラッシュフィット一体型になりました。
文字盤はインデックスと針の夜光面積が広がりミルガウスのロゴ表記が赤からオレンジへ変更されました。文字盤の外周のインナーリングに「ルーレット刻印」が施され、夜光塗料はトリチウムからスーパールミノバ へ変更され後に クロマライトへと変遷していきました。風防6時位置に王冠の透かしが入りました。

白い文字盤に明るい色の塗料の組み合わせが印象的なRef.116400の白文字盤は通称「トロピカルマンゴー」と呼ばれ、ロレックスのモデルでは珍しいカラーリングで人気です。